またぐ一歩
「真ん中に乗ってるプレート。美味しい、美味しくないというよりはあったら嬉しい、そうなれたらいいな。」
自分をケーキで例えると、の質問にこう答えたわたしの好きな人、25回目のお誕生日おめでとう。
いつも思うのはただ心も身体も健やかに、穏やかでいて、たくさんの愛に囲まれてその真ん中でにこにこと立っていて欲しいということ。
目に見えるものは鮮やかで淀みなく澄み渡っていて
耳に聞こえるものは優しく丸みがあって
口に入れるものは心が満たされ幸せになるような
鼻から香るものは人生の経験値である記憶の思い出
手にも肌にも心にも触れるものは温かな人の想い、時に厳しく愛のある経験のかたち
そうであったら良いなをどうしても望んでしまう。
岸くんが属する世界はきっと見当も付かないくらい
たくさんの人、情報が蠢くように交錯していて
目を瞑ったり逸らしたいことが溢れているだろうし
そんな場所に根をはり息をしているというのは恐ろしくもあり不安になったりする。
けれども私たちがが心配するほど岸くんは幼くなくて、どこか少し達観していて客観的に物事が見えていて。
「知識が足りないから生きてて楽しい」
そう言った24歳の岸くんはあまりにも無垢な子供のようでいて、とても大人めいた逆説的な思考でたくさんのひとの救済、光、になった言葉だと思う。
無知なことは辱められる世の中だからこそ、安易に発言できなかったり、大人になればなるほどそう陥っていく中、素直に自分の現状を受け止めて"楽しい"に変換が出来る岸くんはきっとこれからもずっと物事を"光あるもの"に変換して生きてくれるんだろうなとわたしのお守りになる。
岸優太くん。
あなたはわたしにとってケーキのプレートです。
あったら嬉しい、というより無くては困る、プレートです。
去年の今日、岸くんのために用意されたケーキのプレートをぱくりと食べた岸くんの愛おしいことを思い出すなぁ。また早く会いたいね。
25歳のお誕生日おめでとう。
またひとつ輪を重ねる岸くんの年輪。